コミュニティプラントのご紹介

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コミュニティープラントの概要

 コミュニティプラントとは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき市町村が定める一般廃棄物処理計画に沿って整備され、管渠によって集めたし尿および生活排水を併せて処理する施設のことです。
父島にあるコミュニティプラントの正式名称は「小笠原村父島地域し尿処理場」であり、一般に「公共下水道終末処理場」と呼ばれるものと同類の施設です。
父島のコミュニティプラントは、下の地図に示すとおり二見港入り口付近の海に面した一角にあるため、強い潮風による塩害を受け、さらに亜熱帯地方特有の強烈な紫外線等により、建物や施設の寿命に大きな影響を受けております。

(*1) し尿及び生活排水の排除方式が分流式とは、 「し尿・生活雑排水」と「雨水排水」を発生地点から雨水と分流してし尿及び生活排水管渠を流し、「し尿・生活雑排水」のみを処理する方式であることを意味します。
(*2) 処理方式が「長時間ばっ気式」とは、 標準的な処理方式(標準活性汚泥法)に比べて、空気を送風する処理時間を長くとることを意味しており、この処理方法により、し尿及び生活排水から発生する分離有機物を減 少させることができるメリットがあります。

処理場月報はこちらをご覧下さい。これは処理場内での運転管理のために計量した測定値です。

コミュニティプラントの施設配置

 別窓で開く処理場のレイアウト図上の「MV」を押すと、フロアー毎の360度パノラマ動画を見ることができます。なお、動画は2016年3月26日に撮影したものです。

コミュニティプラント処理区域と浄化槽処理区域

 父島のし尿・生活排水は、左図のオレンジ色の線に囲まれた範囲に示すコミュニティプラント処理区域と、それ以外の浄化槽処理区域に大別されます。
 コミュニティプラント処理区域では、し尿および生活排水は管渠により直接運ばれて処理され、浄化槽において発生する清掃汚泥もコミュニティプラントで処理します。
 父島全体面積(2,345ha)のうち、コミュニティプラント処理区域の面積は約45.7haであり、この中に父島全体の人口の90%が生活し、国・都の出先機関や村役場などの主要施設が集中しています。

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